退職を検討している時や、すでに退職を決めいている時にやっかいなのが、上司からの引き止めや嫌がらせです。
あと2か月働いてよー
君が辞めると残された人が困るんだよねー
今の仕事をやりきってもらわないと
などなど。実際に僕も言われました。。笑
できることなら気持ちよく、円満に退職したいですよね。
そこで、スムーズに退職するための5ステップをまとめたので、ぜひ参考にしてもらえれば嬉しいです。
退職前後に必要な手続き関係にについては別記事「退職前後に必要な6つの手続き(会社員→フリーランス編)」にまとめたので良ければご参考ください。(会社員→会社員編)はまた別で書きます。
目指せ円満退職!スムーズに退職するための5ステップ
ステップ1 社規を熟読
まずは社規を熟読してください。
退職時でもない限りなかなか読まないので面倒かと思いますが、予期せぬ落とし穴に落ちて交渉が不利になる可能性もあるのでしっかり読みましょう。
特に、以下の点は重要ポイントです。
- 退職希望日から何週間前に退職の意向を伝える必要があるか ※最重要
- 給料の扱い(最終月は日割で貰えるのかなど)
- 賞与の扱い(何日まで在籍していれば権利が発生するか)
- 期末前後であれば有休付与のタイミング
会社で働いている以上、社規の内容を覆すことはまず不可能です。
特にトラブルになりやすいのが、退職希望日直前に退職の意向を伝えることです。
退職希望日から何週間前に退職の意向を伝える必要があるか、社規でよく確認しましょう。
ただし、仮に社規に2週間前と書かれていたとしても、スムーズに退職するためのマナーとして、遅くとも1ヶ月前には会社に伝えることを強く勧めます。
できるだけ早めに言うのがいいんだね
あと、退職直前に金銭面でトラブルになることも多いので、給料はどのタイミングまで発生するのか、賞与の確定タイミングなどは社規で事前に把握しておくようにしましょう。
(情報が入り乱れていても、「社規に書いてあります」となれば会社側は反論できません)
ステップ2 マインドセット
退職すると決めたら、自分の気持ちを退職モードに切り替えることが必要です。
人にはどうしても「情」や「義理」の感情があるので、引き止められるとずるずると残ってしまいがちですし、それは必ずしも悪いことではありません。
ただ、一時の「情」や「義理」で、あなたの大切な人生分岐の決定がずるずる延びてしまうのは非常にもったいないです。
気持ちを曲げないぞっ!
会社にとってあなたは、多くの従業員の中のひとりですが、あなたの人生はかけがえのないあなただけのモノです。
心苦しいかもしれませんが、退職すると決めたら、「情」や「義理」はいったん捨てて退職モードに切り替えて取り組みを進めていきましょう。
僕も含め退職した人がよく言いますが、いざ退職すると退職前に感じていた心苦しさはウソのように消し去られるので、退職すると決めたらサクッと辞めてしまいましょう!
ステップ3 退職報告は文書化(メールなど)
これも非常に重要ですが、退職関係の宣言はメールのなどの文書で証拠を残すようにしましょう。
恥ずかしながら僕自身の悪い例を紹介します。
僕の場合、口頭で、
2月に辞めたいですが、もし人を採用するのであれば時間もかかるでしょうし、最悪3月でもいいです。
と伝えました。
結果、上司の頭には「3月に辞める」というワードしか残っておらず、2月に辞めるなんて聞いていないとトラブルに…笑
ありゃりゃ、、それは大変
メールで証拠を残していればと反省しています。
とはいえ、いきなりメールだけ送り付けるのは少しイメージが悪く、円満退社に向けては不利になる可能性があります。
なのでオススメは、口頭で直接伝えた後、話した内容の要点についてメールを送って証拠を残しておくようにしましょう。
こうすればイメージも良いですし、のちにトラブルになることも少ないです。
ステップ4 仕事のチームメンバーに根回し
会社側に退職の意向を伝えた時によく言われるのが、
一緒に働いているメンバーが納得するならいいよ
という意味合いの言葉です。この時に、
仕事のメンバーにはすでに伝えており、合意してもらってます
と言えるように、事前に根回ししておきましょう。
この根回し、案外大切です。退職時に会社側とモメた際に、周りのメンバーも敵に回るようであれば、スムーズに退職することはかなり難しいです。
仕方のないことですが、退職に伴って、普段一緒に仕事をしているメンバーには少なからず迷惑をかけることになります。一緒に仕事をしているメンバーには誠意をもって自分の意思を伝えて、引継ぎも十分に行い、退職することを事前に納得してもらえるようにしましょう。
誠実さが大切だね
ステップ5 引継ぎ書類作成(作成時のコツ伝授)
ここまでできれば、あとは引継ぎを進めるだけです。
よりいっそう円満退社を成功させるためには、上司から、
「これだけ十分に引継ぎをやってくれれば安心だね」
と思ってもらうことです。
ここでひとつ、引継ぎ書類等を作成する際の「コツ」を伝授します。
引継ぎ書類を作成する際に、自分の業務を書き出すかと思います。もちろんそれは必要ですが、さらに一段階レベルの高い引継ぎを行うには、以降の業務スケジュールを提案することです。
具体的にはどんな感じ??
オススメは、大スケジュールと称して、この先半年のざっくしりた予定(自分が辞めずに在籍していた場合に進める予定だった業務)をまとめます。さらに直近2ヶ月についてはより詳細なスケジュールをまとめて提案するようにしましょう。
未来のことなので、正直あまり精度にこだわる必要はありません。
ただしその姿勢は必ず評価されるでしょう。
ここまでスケジュール化するのは大変ですが、余裕があればぜひやってみてください。会社側も「ここまでやってくれたなら」と納得してくれるでしょう。
まとめ
さて、以上が目指せ円満退職!スムーズに退職するための5ステップでした。
退社前はただでさえ、色々な手続きや次の仕事のための準備で忙しいところ、会社とのいざこざで時間を取られたくありません。
ぜひともこの5ステップを参考に円満退社を実現してください。